※東京新聞 TOKYO WEB
地元の大田区内での常設展示は一層翔子さんに力を与えているのだろうと思います。やはり育った地域で認められることほど、心強いものはありません。
息子の場合は家内が車を運転できないこともあって、近所に散歩に連れて行ったり、公共機関で病院などに行く機会が多いのですが、一見して障害がわかる息子に対して、優しい方はとても優しく接してくれるようです。
特にJRの職員の方々、私は家内の話を聞くだけなのですが本当に感謝しています。
なにせヘッドギア、カラー、装具を両足にはめてよちよち歩いている(もしくはバギーにのっている)のですから、現実問題として、やはりすごい目で見る(特に子供)人もいます。
それはそれでしかたないのですが、息子がそれを見てどう感じているのかなと思うと、親の立場からしてなかなか明るい気持ちにはなれません。
まあこんなことも、自分と息子も含めた人生の一部だととらえていますが、救いは息子には様々な問題があるものの、とてもかわいく思えることです。
やはり自分の息子だからこその愛情でしょう。どんな宿命でこのように生まれてきたのかはもちろんわかりませんが、素のままの子供って掛け値なしにかわいいです。
今は気に入らないことがあると頭を打ち付けたり、足で自分の頭を蹴ったり、つかみかかってきたりするので、家内の手は無残なことになっていますが、やはりそれでもかわいいんですよね。
障害児を育児されていない方には多分わからないと思いますが、それが我が家がまだ幸せな方だと思える一つの要因だと思います。
金澤翔子さん親子の今後のご活躍も私たちの楽しみの一つになっています。