以前から聞いていましたが、赤ちゃんをあやすための手段として
スマホやタブレットを使用している母親が多いそうです。

下記は、7月18日付の日刊ゲンダイの記事からですが、テレビやスマホなどを使っての育児について、私自身がとても参考になりました。

記事よりますと、

セキュリティーソフト大手のデジタルアーツが14日に発表した「スマホの利用実態」によると、0~3歳児を持つ母親の17・4%が、「あやすための手段」としてスマホやタブレットを使っているという。実に6人に1人以上だ。

かつてはテレビ、今はスマホに子守りをさせる時代らしいが、スマホが子どもに与える影響はないのか。


との問題定期がありました。確かにテレビは大画面になるし、タブレットやスマホはもう1世帯1台くらいになっている現在、我々はもう液晶モニターから逃れる術はないのだとも思います。

最近は近くの病院でも薬待ち時間をスマホで確認できるようになったりと、身近なところでとても便利になっているのも事実です。障害児を育児している方には今や欠かせないツールになっている方も多いのではないでしょうか。

我が家はいまだガラケーですが、このような環境の変化とスマホの値下がりで、近々イオンの1980円スマホをガラケーと併用で購入予定にしています。(ガラケーは家族間通話無料が大きくて手放せません^^;)


話がそれましたが、記事では「kids21子育て研究所」所長の片岡直樹氏(川崎医科大名誉教授)が興味あることを話されています。

「これまで主にテレビが子どもの発育に与える影響について研究してきましたが、45年前には全世界で5000人に1人といわれていた自閉症患者が、現在は50人に1人になっています。診断技術が向上して患者数が増えたという指摘もありますが、私はテレビをはじめ、スマホなど電子機器による影響も少なからずあると考えています」

ネット上でも「テレビ子守り、スマホ子守りをしても大丈夫でしょうか」なんて母親の相談が飛び交っているだけに、不安になる。


また、片岡教授は下記のように続けています。

「やはり子どもの発育には全身、そして五感をフルに使わせることが必要です。電子機器では目で見て頭で処理と、一部しか使わない。また、親とのコミュニケーションが少なくなることで、言葉が出るのが遅くなったり、発達障害につながることもあります。電子機器を使う使わないにかかわらず、大人がそばにいて子どもと触れ合うことが何より大切なのです」

そして記事は、下記の言葉で結んでいます。

今は便利な子育てアプリも数多い。むずがる子どもについ、という気持ちは分かるが、わが子のためにはスマホに頼り切りではいけない。


先ほども記事に書きましたが、病院で「将来息子さんは施設に入れたほうが良い」とアドバイスした女性も、

「口だけで言ってはダメ。体をさわって語り掛けるように話しなさい。」

と教えてくれたことを思い出しました。

スキンシップしなさい、ながら子育てはダメ、など、みんな常識では知っていることばかりだと思います。それをつい忘れてしまっているのは環境のせいもあるのかもしれません。


核家族化し、子供の面倒を見てくれる人が限られてくる現代では、ながら育児が主流になっていると思います。特に障害児は手がかかる上に、色んな準備が必要ですので猶更その傾向にあると思います。

我が家でもいつもこのような課題を背負って育児をしているのですが、解決の糸口はなかなか見当たらず、できる中で精一杯妥協しながらやっていくしかないというのが悲しい現状。何かしら悪循環に陥っているような感じです。


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