◆ダウン症の息子の歩行訓練が終了しました


先月の2月19日で息子の歩行訓練が終了しました。
歩行訓練.jpeg
※だいぶん前の写真です


息子はダウン症を持っていて、
生まれつき足の変形がひどく、
6歳半でようやく歩き出した経緯があります。


その時から約2年半、丁度9歳の誕生月に
ようやく歩行訓練が終了しました。


こちらでは歩行の上達が最近急に進んだ
理由と養護学校の先生にお願いしたこと等
簡単に書いてみたいと思います。

◆息子の足と短下肢装具について


息子の足については、
又の機会に詳細の写真をこちらでも
載せるつもりですが、今回は簡単な説明に
留めたいと思います。


先にも書きましたが、息子の足は生まれつき
関節が曲がっているため、
装具なしでは満足に歩くことが出来ません。

 ⇒ 大分前の記事に足の写真を載せてます
 


家の中ではもちろん装具なしなのですが
外にでるとやはり地面の起伏、また、
例えば予期せぬ突風にも踏ん張りが
効かないため、装具を履いていても
気をつけないと倒れてしまいます。


また怖いことに頚椎がずれているため、
転ぶと命にかかわる可能性もあり
外出時には特に家内がその辺り気を使っています。


装具は短下肢装具(たんかしそうぐ)
というのですが、これを初めて作ったのが6歳の時。

 ⇒ このようなものです(旧ブログ記事)



あれからもう3足目。
やはり成長するので1年に1回のペースで
作り替えていることになります。


足も成長し、変形の度合いも変わってくる
のでどうしても毎年作り変えになってしまいます。


思えば、歩き出してからここまで来るのに
だいぶ時間がかかりました。


今から4か月前まではフラフラ状態。


息子は背は伸びるのですが、
体重は増えず、そのため立つのも不安定
な傾向にあります。



◆4ヶ月前に息子に起きた出来事


今から約4か月前に息子にとって少し
試練のようなものがありました。


それは支援学校のバス乗り場が改修工事
のため使えず、支援学校の玄関から
歩いて息子の教室まで行かなければいけない
という難題が持ち上がったんです。


玄関から息子の教室までは、
階段を降りたり登ったり、坂を下りたり
上がったりと、息子にとってはとても
大変だったと思います。


特に息子の教室は
玄関から一番離れている棟になりますので。


でも幸いなことに、
それを一か月間、先生に付き添いで
歩いてもらったおかげで、大分歩行が
しっかりとしてきました。


それを見て家内が先生に、
改修工事が終わってからも、行きと帰りは
今まで通り階段を使って欲しいとお願いしました。


先生にとっては負担になると思うのですが
目に見えて歩行がしっかりしてくると
やはりお願いせざるを得ない状況でした。


先生が快く引き受けてくださったおかげで
今は家でも息子は手すりを持って
アパートの階段を一人で登ったり降りたりしています。

本当に先生には感謝しています。


坂もバランスを取りながら
以前よりは上手に歩いていますので、
病院のリハビリでは、歩行中心の訓練から
作業中心の訓練にしてもらえるようです。


◆思いもしなかったいいこともありました


このことで予想以上のいいことがありました。

息子は今まで自分から人に接していく
ということはなかったのですが、

学校での階段の上り下りの時に
いろんな先生や生徒さんに
話しかけられるようになってから変わりました。


自分からも挨拶(手でタッチ)をしに行ったり、
大好きな先生にはしてほしいことを
アピールしたりしているらしいです。


◆まとめ


以上は家内からの話ですが、
なにかのきっかけが良い方向に向かうことって
あるんだな~とあらためて感じます。


思えば障害児育児は
言い方は悪いですが、偶然の産物や
ひらめきで結構良くなったり、

その反面悪くなったりする要素が
大きいと思います。


だからこそ怖く、難しく、
専門家ではわからないことが多いのですが、
一番子供のことを知っているのはもちろん親なので、

親として最良と思えるものを
試していくしか無いんでしょうね。


これすらも専門的なことが入ってくると
そして前例がないことだとすると、
親や先生がいくら考えてもわからないことが多く、

実験的に進めてみるしか無いことも
今までとても多かったように思います。


ある意味臨機応変に対応して、
運を天にまかせるということに
なってしまうのは致し方ないところですよね。


私達は頑張ればある程度のことはできるのですが
この子たちにとっては頑張るということが
どれほどの負担になるのか正常(?)な私にはわかりません。


だからこそ親は葛藤が大きいのだと思いますが
私もそのところはまだまだ自分視点が多く
かなり反省することが多いrです。


以上、まったくまとめきれませんでしたが、
答えが出ないことってほんと難しいですよね。


とどのつまりは自分にとって悔いのない生き方を、
障がい児を育児しながらどうやって送ったらいいのか
を模索するしかないように思います。

完全に自分視点になるのですが・・・。

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