今タイで話題になっている、ダウン症児の代理出産問題ですが、代理出産を依頼した側のオーストラリアの夫婦がこのほど反論を出したようです。
この問題、かなりデリケートな問題にもかかわらず、今までは一方的にタイの女性側の報道しか流れませんでしたし、オーストラリアの夫婦の夫の過去に問題がある報道を含めて、少し偏った報道が先走りしているように思います。
何分お金(寄付金を含めると大金です)がからんでいるので、見えない部分はかなりあると思います。ましてや巨大ビジネスの根幹を揺らしかねない問題に発展する可能性がありますので、すでに大きなところも動いているのではないでしょうか。
私には代理出産については無知な方ですが、今回の主人公が息子と同じダウン症である赤ちゃんでしたので何かと気になるニュースになっています。
ですがこの度、やっとオーストラリアの夫婦からの反論が出たということで、わからないまでも少しは客観的にニュースを見ることが出来そうです。
「ダウン症児拒否」は誤解、代理出産依頼の豪夫婦が反論
※2014年08月05日 19:03 発信地:パース/オーストラリア
余談ですが、日本でも様々な社会事情のもと、少子化が進んでいる現状ですので、生まれる子供の数が少なければ少ないほど、その中で健常な子供を産みたいという気持ちになるのは自然なことだと思いますし、他の先進国でも同様だと思います。
当然、直接、間接を問わず、数々の保険が必要になりますので、それに関するビジネスが流行るわけですが、ビジネスは目先儲かるかどうかということが基準になりますので、それに振り回される私たちは、何かにつけてとてもつらい立場に立たされることもままあります。
出生前検査も保険の一つと考えられますし、今回のような代理出産や不妊治療、その他の出産、教育に関するビジネス、はては宗教のたぐいまで、本当に私たちはお金のはざまで揺れ動く小さな存在だと感じます。
お金があれば解決する問題であれば、お金を出してでもという気持ちになるのは私もある程度は同感です。でも、その為のお金が不足していたときに色んなトラブルが発生しやすいとも思います。
大体の不幸は貧困から発生するとも言われていますので、貧困になればなるほど、家庭環境も悪くなり、気が付いたら最終的に望む物から遠く離れてしまったということも私も経験しています。
特に今回のような代理人出産のネックは、当然ですが時間がかかるところであり、例えば妊娠中に依頼人の夫婦が離婚したとか、今回のように生まれる前(後もそうですが)に障がい児とわかってしまうケースなど、予想できないトラブルが何かと起こりやすいリスクを伴います。
そのリスクを背負ってでも、とその時は思ったとしても人は心変わりする生き物ですので、その為にトラブルに巻き込まれた新しい命(産まれなかった命も含めて)の行先を考えると、とても複雑な気持ちになります。
何より、ガミー(Gammy)ちゃんが幸せになってくれることを願います。
そういえばタイの生命保険のCMに感動して以前こちらに紹介したことがありました。タイは大好きな国の一つです。
→ すごく感動する動画(タイの生命保険のCM)