※画像は2008年に同花火大会で撮影したものです
今日は地元の花火大会でした。今年は昨年に無い花火もいくつか打ち上げられており、とても楽しめた花火大会でした。
この花火大会の様子を毎年写真に撮っていたのですが、今年は事情あって撮ることができませんでした。
■今までの花火大会の様子
→ 2007年
→ 2008年
→ 2009年
→ 2013年
その事情とは、夫婦げんか。
まあいつもの事で特に珍しくはないのですが、我が家は少し深刻で、なんでまだ一緒にいるのか理解できないくらいです。仲が良い時もありますので、それでなんとか持っているところもあるのですが、そのバランスもだんだんと崩れていっています。
この日は出る直前に些細なことから大ゲンカ。その為4人一緒に行く計画が、まず娘が一人で見に行き、その次は私と息子だけで見に行くというバラバラの状態になってしまいました。花火はどうでもよかったのですが、息子との約束は破るわけにはいきませんので。
狭い田舎の花火大会で、どこで見ているのか大体はわかるので、家内が後からやってきて、帰りには娘も合流し、最後は4人で帰ることになったので、傍目からはめでたしめでたしなのですが、夫婦問題はなかなか難しいものだといつも思います。
障害児を育児しているのでこれは問題発言かもしれませんが、もう何度離婚しようと思ったことか。少なくとも自分が家にいない方が家族にとっても絶対良いと思い(あまりにもケンカが多いので子供に悪影響を及ぼすことと仕事にも影響が出たため)、1年半別にアパートを借りて別居したこともあったのですが、それだけでは解決しないこともわかりました。
今まだ一緒にいるのは、多分息子が最悪の結果になることを未然に防いでくれているのだろうと思います。また、やはり離婚は今の私たちの状況ではまだ許される段階ではなく、もっともっと工夫が必要だとも思います。
これについてはどちらが正しいといったものではなく、単にお互いの常識や相性をどの程度お互いが折り合いがつけられるかどうかによる問題だと思います。
私たちの場合は、息子が生まれる前から違和感を感じていたのですが、障害児を育児するということ自体が、お互いの余裕を無くし、お互いの悪いところを強調してしまう側面があると思います。反面お互いの良い面もそのことを通じて見えてくることもあります。
恐らく第三者から見れば、障害児が生まれていっそう協力しないといけないのに、ましてやけんかや離婚は言語道断、結局旦那が逃げたんだ、といった意見になりがちなのではないでしょうか。
確かに現実逃避する方も中にはいるとは思いますが、皆が皆そうではないと実感でそう思います。子供のことをいくら大事に思っていても、自分が壊れるくらいになると別居か別れるしか方法はなく、それ以外に自分を守る方法はありません。
男は結局仕事をしないと家族や自分だけでなく、両親をも養えませんし、それには体が資本になります。体は心からも作られますので、そう考えると「仕事より家庭」ももっともな考えですが、その核になる家庭が安定していないとなかなか体が思うように動きません。
結局、元は他人なので理想通りいかないのが夫婦だと思います。それをがまんしてすり合わせていくのが人としての大切なことだとわかっていますし、そこに自分の成長があることも理解できています。
もともと相性がいい夫婦は何があったって、どんな環境が襲ってきても最終的にはうまくいくのだと思います。良くやっているご家庭、本当に尊敬します。が、私のところはまだダメダメです。
夫婦間の問題は、障害児(特に知的)の成長にも直接関わる重要なことですが、結局子供から見て家庭はどのように見えているのか、を夫婦が客観的に認識していることが非常に大事だとも思います(実はこのこのブログを始めようと思った理由はここにあってタイトル「子供の情景」もそこから連想してつけました)。
特に発達障害の子は、家庭環境でストレスがあるとただでさえ覚えるスピードが遅いのになおさら成長には不利になってきます。それはわかっているのに、息子が生まれて8年もたつのに、私たちは個人ではどうだかは別にして夫婦としての成長は、成長のかなり遅い息子にすら追いついていない現状です。
せっかくの花火大会でしたが、上記のようにいつもの課題がよりクローズアップされてしまった花火大会でした。余談ですが、我が家では夫婦喧嘩は何かのイベントの直前か直後に多く起こります。なんでなんでしょうか。
ただ息子は花火を喜んで見ていましたので、それだけでよかったです。
ぶれないのは結局息子だけなのかもしれません。